2012年10月5日金曜日

個人情報

海外進出している会社にお勤めのみなさん、「個人情報の管理」大丈夫ですか?
進出先の国の基準に合わせていますか?それとも日本で統一して管理していますか?

個人情報・プライバシー関連の法律は国によって様々です。
日本よりも厳しい国もあれば、まだ法律がない国もあります。
自社が進出している国・地域の法制度を把握してますか??

EUの拘束的企業準則・モデル契約と新規則案
アメリカの消費者プライバシー権利章典草案
中国の知識人らによる個人情報保護法草案
韓国、台湾、香港、その他アジア地域での法整備の動き・・・・・

そしてそもそもの個人情報管理の重要性やその意義、日本で一元的に管理するにはどうしたら良いのか?

そのような疑問にお答えできるようなセミナーを企画しました。

参加お待ちしています。

10月18日 13:30~16:30 講師:牧山嘉道先生
                           グローバル企業に求められる個人情報管理体制の構築                                   ~海外の個人情報・プライバシー保護法制への対応~
                                 http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/241993om.html


1.個人情報に関する国際的な法務・コンプライアンス体制
1 個人情報管理の位置づけ・重要性
2 グローバル企業での統一的な管理体制の構築
3 個人情報の国際移転の問題点と対策

2.諸外国等の個人情報・プライバシーに関する法制度
1 個人情報・プライバシー保護に関する国際的動向
2 EU(EU指令・規則、拘束的企業準則(BCR)、モデル契約)
3 米国(セクトラル方式、消費者プライバシー権利章典草案)
4 アジア(韓国、台湾、香港、マレーシア、フィリピン、中国等) 
5 その他(OECD、APEC等)

3.質疑応答

2012年10月4日木曜日

きもの

普段、きものは着ますか?

私はめったに着ないのですが、たまに和服をきっちりと着こなして優雅に歩かれている方を
かっこいいな~って思っています。

普通に生活をしているとあまりきものを着る機会って少ないと思うのですが、
最近は着付け教室がほのかにブームになったりと、日本の伝統文化として見直されてきています。

そんなきものを世界に向けて発信するイベントが年に一度行われているのを知っていますか?
場所はここ、日本橋
10月9日~23日まで「TOKYO KIMONO WEEK 2012」が開催されます。

そして注目したいのが、21日(日)に開催されるイベントの数々です。
なんときものランウェイや着物を着た方々で大集合写真を撮ったりするそうです。

他にも着付けサービスや東京きもの女王コンテストなども行われるそうですので、
時間がある方は参加してみませんか??

http://www.nihonbashi-tokyo.jp/event/20121009.html

2012年10月3日水曜日

ブラジル

2014年 ワールドカップ開催
2016年 オリンピック開催

そう、ブラジル
ブラジルは新興国の中でも特に注目されているBRICsの一国であり、
世界金融危機の影響も比較的少なく、高成長を維持している国です。

日本企業が新たな海外進出先としてブラジルを考えるなどして有名ですが、
ブラジルとは一体どのような国なのでしょうか?

公用語はポルトガル語で首都はブラジリア
ここでよくリオデジャネイロと間違われることが多いですが、
ポルトガルから独立した当初はリオデジャネイロに首都を置いていたのですが、
ブラジリアを含む内陸部の都市と沿岸部の都市の格差が目立つようになって遷都が考えられ、
1960年に首都がブラジリアに移されたのです。

ブラジル最大の都市は南東部の沿岸のサンパウロ
ここの日系人の70%が居住し、南アメリカの経済と流通の中心地として栄えています。

そしてみなさんがブラジルと聞いて必ずや思い出すであろうサンバやカーニバル発祥の地リオデジャネイロ。最大の湾岸都市でもあります。
ここはコパカバーナイパネマなどの世界でも有名なビーチがある、世界三大美港としても有名な都市ですね。
そしてさきほども言ったように元首都です。

さて、このブラジル(正式名称:ブラジル連邦共和国)はポルトガルから独立した直後から
「老いた母の代わりに金持ちの継母を得た」と揶揄されるほどに
イギリスから莫大な投資を得て、急成長したのですが、
今日にいたるまで、順風満帆にきたというわけではありません。

1950年代に、日本から自動車、重工業、金融、家電などさまざまな分野でのブラジル進出が相次ぎました。有名どころで具体的な社名をあげると、トヨタ自動車、東京海上日動、東芝、コマツなどです。

しかし、1980年代には1000%以上のインフレが起こり、
それが90年代前半には2500%超のハイパーインフレにまで深刻化しました。
このころは紙幣が紙切れ同然のため、枚数を数えるよりも重さをはかって換算していたそうです・・・
(風刺画でみる、子供たちが紙幣の束を積み木のようにして遊んだり、パンを買いに行くのにリアカーに紙幣を積んで運んで行く といった光景もきっとおこっていたのでしょう・・・)

当時の通貨クルゼイロを2兆7500億分の1に切り下げるデノミを行い、
1994年には新通貨レアルで、ドル・ベック制を導入することによって、やっと約15年間にもわたって
ブラジル政府を苦しめてきたハイパーインフレを封じ込めました。

しかし、喜びも束の間、1999年にブラジル通貨危機が起こり、国家は破綻寸前まで行きました。
このときはIMFとアメリカ政府による緊急融資で、破綻を回避。
その後は様々な政策を相次いで行い、2007年にはIMFへの債務を完済するまでに回復。

現在では新興国のリーダー群、BRICsの一員になるまでになっています。
2011年にはGDPで世界6位になるまでになりました。

そして日本企業は再びブラジルに目を向けてきています。
しかし、ブラジル法に関する情報が少ないのが現状である。

そこで当社ではブラジル進出を考えている企業のためにセミナーを企画しました。
ぜひ、ご参加ください。

10月23日 13:00~16:00 講師:角田太郎先生、福家靖成先生
            ブラジル進出・M&A法務の留意点
       ~関連法分野に関する基礎知識から、ブラジルにおける
                        法務DDの実務上の留意点まで~


                       http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/242021om.html

1.ブラジルの法体系
  
2.外資規制の概要

3.進出形態毎の留意点

4.ブラジルにおける会社形態と選択のポイント

5.その他知っておくべきブラジル法のポイント
(労働法、倒産法、独占禁止法、消費者保護法、知的財産、
環境、不動産関連法制等)

6.ブラジルにおける法務デューディリジェンスのポイント




2012年10月2日火曜日

契約実務

契約書って日常的に取り扱っていると思いますが・・・・
その具体的な意義とか正しい書き方、メールの場合など
実はあやふやな場合が多いのではないでしょうか?

実際には勉強したことないけど、仕事で見よう見まねで覚えた
という方の方が多いのではないでしょうか?

私が言うまでもないことだと思いますが、契約書は最重要であると言っても過言ではないと思います。
しかし、「今更人に聞くのはちょっと.....恥ずかしい......」
「そんな基礎知識聞けないよ」というのが現実だと思います。

なので、当社で、契約実務の基礎の基礎から改めて勉強してみませんか?

丸の内総合法律事務所の縫部崇先生に講師をお願いして
契約書の必要性や類型などの基礎から書式例を使いながら締結時の留意点などの実践的なところまで
初心者の方にもわかるように解説するセミナーを準備しました。
みなさん、あやふやなままにしないで、ここで正しい知識を身につけて今後に役立たせましょう!


10月17日(水) 14:00~17:00 講師:縫部崇先生
                                            初心者のための契約実務
                            ~基礎から書式例を用いた解説まで~

1.契約書にまつわる基礎知識
(1)契約書の必要性
(2)契約書における最重要ポイント
(3)契約の類型
(4)E-mailによるやり取りについて
(5)契約書の通数
(6)契約書の「題名」

2.契約締結交渉における留意点
(1)原案作成について
(2)契約文言の重要性
(3)契約自由の原則と例外、法的知識の利用

3.契約書のサンプルの利用と留意点
(1)サンプルの有する意義 
(2)サンプル利用の限界

4.契約書の構成と書き方の基礎知識
(1)契約書の一般的な構成 
(2)条項の書き方に関する基礎知識 
(3)契約の効力存続に関する条項
(4)契約に問題が生じた場合の条項 
(5)一般条項
(6)その他留意が必要となる条項

5.具体例1(取引基本契約)
(1)取引基本契約とは
(2)契約締結上の留意点
(3)書式例

6.具体例2(秘密保持契約)
(1)秘密保持契約とは
(2)不正競争防止法の「営業秘密」との関係
(3)その他契約締結上の留意点
(4)書式例

7.よく問題となる条項と対応
(1)責任分担に関する条項
(2)損害賠償に関する条項
(3)義務に関する条項

8.契約書レビューの依頼

改正会社法の最新動向

みなさん、当社のセミナーは面白そうだけど、
どんな雰囲気なのかわからなくて不安だし、3万円を超えるものがほとんどだから
いつも参加を見送ってしまうという方は多いのではないでしょうか?

そんな方に朗報です!

10月18日(月)10:30~12:00に緊急・特別セミナーとして10000円で受講できるセミナーがあります!

テーマは「改正会社法の最新動向」

今年の8月に会社法(企業経営の基本的なルールを決めている法律です!)が
2005年の成立以来初めて改正されました。

オリンパスによる損失隠し事件や大王製紙の元会長が行った金融事件などが相次いだために
政府が検討していた「社外取締役設置の義務化」は経済界の猛反発を受け結局見送られた、あの法律です!

2005年に成立したときは、1円の資本金で会社を作ることが可能になったり、取締役1人でも会社を設立できるようになったり、合同会社が設立可能になり、有限会社が廃止されましたね。
さらに取締役の責任が緩和され、監査役の権限が強化されました。
では今回の改正ではどうなったのでしょうか?

セミナーでは8月1日に法務大臣の諮問機関である法制審議会会社法制部会でまとめられた「会社法制の見直しに関する要綱案」の内容について解説します!

10月18日 10:30~12:00 講師:渡邉 雅之先生
             改正会社法の最新動向
         ~ 8月1日に公表された「会社法制の見直しに関する要綱案」を
                               コンパクトに分かりやすく解説 ~

                 http://www.kinyu.co.jp/cgi-bin/seminar/241990om.html

1.取締役会の監督機能の強化
(1) 監査・監督委員会設置会社制度(仮称)
・制度導入の背景
・取締役会・監査役設置会社、委員会設置会社との違い
・制度の普及の可能性

(2) 社外取締役・社外監査役
・社外取締役の義務付けの見送り・置かない理由の開示・上場
規則での対応
・社外取締役・社外監査役の独立性の強化
(親会社・兄弟会社の関係者、近親者を「社外」とは見ない)

2.監査役の機能の強化
(1) 会計監査役の選解任議案の決定
(2) 報酬決定権は見送り

3.第三者割当増資における既存株主の保護
・議決権の過半数の第三者割当増資について、議決権が10%
以上の株主が反対する場合、株主総会決議が必要に。

4.親会社株主の保護
(1) 多重訴訟制度
~子会社取締役への責任追求・要件の限定化により提訴
可能性は低いか?
(2) 親会社による子会社株式等の譲渡

5.キャッシュ・アウト
~特別支配株主の株式等売渡請求

6.組織再編における株式買取請求

7.会社分割における債権者の保護

8.その他(発行株式総数に関する規律等)

~質疑応答~

2012年10月1日月曜日

中国現地法人の財務会計業務チェックリスト

先週の木曜日に7年間中国の駐在し、前日に上海から帰国されたばかりの加納尚先生のセミナー
「中国現地法人の財務会計業務チェックリスト」を受けてきました!

いつもこのブログではセミナーの告知ばかりしていますが、たまにはこうして実際に受けてみることも
あるんですよ!

さてさて、今回のセミナーですが、
中国には現在多くの日本企業が進出しています。
しかし、習慣や制度等の違いから
日本で当たり前に行われていることが中国では行われていないことが多々あります。
そこで、財務会計業務の可視化・レベルアップ、日本親会社への報告、安定的な財務会計プロセスの運用をしたい方のために、チェックリストを作成し、よくある問題の紹介やその改善策を解説するというものでした。

資金管理、購買・在庫管理、販売管理、労務費管理、固定資産管理、原価計算、会計処理、決算報告まで幅広い分野にわたって詳細なチェックリストでした!

いくつか私が印象に残ったものを紹介しますね。

チェックリスト:現金日記帳及びヒアリングのより現金の保管限度額が定められ、遵守されているかを確かめる。また、現金取引額と比較して現金保管限度額が過大となっていないかを確かめる。
問題点:現金の限度額が定められておらず、現行に行く手間を省くため、多額の現金を金庫の中に保管している。

チェックリスト:いったん検収入庫した後に、不良品や品違い品が判明した場合、仕入先への返品事実を財務部に伝達する整備され、運用されていることを確認する。
問題点:現場の判断で仕入れ品を仕入先に返品するが、その事実が財務部に伝達されていない。その結果、仕入れ代金を過大に支払ってしまう。

チェックリスト:工程にある未使用原材料が多額である場合、月末に原材料倉庫に倉戻しを行い、会計上も仕掛品勘定から原材料勘定に振り戻されていることを資料閲覧及びヒアリングにより確かめる
問題点:原材料出庫手続きの手間を省くため、一度に大量の原材料を出庫させる。その結果、製造工程内に大量の未使用原材料が保管されている。

チェックリスト:固定資産購買に際して、合う見積もりを原則としている旨をサンプリングによる資料閲覧及びヒアリングにより確かめる。
問題点:固定資産と原材料の区分が不明確。本来、原材料費として製造原価に含められるべきものが、固定資産として原価償却されていない。

チェックリスト:財務会計規程が作成されており、財務部及び関連部署が閲覧できる状態となっていることを確かめる。
問題点:財務会計規程がない。財務会計規程があっても、実際の運用と異なっている。または中国現地法人独自のものであり、日本親会社の経理規程や会社方針と整合していない。

これらすべてに対し、セミナー内では改善策も教えてくれました。

チェックリストは100項目にも及び、よくある問題点は60項目以上も提示してくれました!
みなさん、いかがでしょうか?
えっ?!そんなこともあるの? と思いましたか? それとも 予想通りだな でしょうか?

セミナーではさらに最近メディアをにぎわせている中国の現状なども教えてくれました。
やはり、地域によってだいぶ温度差が違うようですね・・・・日本人が多く駐在している上海は
発展しているということもあってか特に問題はない
と加納先生が言っていたのでなんだかほっとしました。

そのほかにも中国でビジネスするうえで欠かせない概念、「発票」の説明もあり、非常に充実したものでした!

加納先生、3時間のセミナーありがとうございました!

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